2005年09月07日

ゲキ×シネ『SHIROH』追記

「再演してほしい。じゃないと私のはらいそはこないよ。」
本日突如ゲキ×シネ『SHIROH』を再観劇した友人からのメール。転載の許可は貰ってます。『SHIROH』にはまっている人は、皆同じ気持ちだと思うぞ!

上川隆也さんの四郎について追記。
私が彼の芝居であと感心したのは、「作り物の中のリアリテイ」をしっかりと感じたこと。上川さんの四郎は、神々しさを感じたし、「神よ…」と呼びかける言葉に、とても真摯な響きを感じました。
この辺は別所さんのバルジャンで私が一番ハマった所と共通。別所さんの神への呼びかけの言葉にも、同じことを思った。

上川さんの四郎の初登場場面は、後ろから強い光をあててるのだけど(正和さま登場みたいに)、コレ、暗に『天の御子』を示しているのかな…。その後すぐ「私は天の御子ではない!」の場面だけに余計に…。
悩める主人公というのも新感線としては画期的。悩む前に戦っちゃうからな、新感線ヒーローは。

私が引っかかっているポイントは「さんちゃご、四郎さま」。リオも寿庵も同じ言葉を唱えるのだけど、「さんちゃご」という言葉にこめられた、意図が知りたい。

それにしても新感線の芝居は音楽の入り方が格好良いな〜。過去のなんちゃってミュージカル系が、実は苦手だったのだけど、他の芝居等で台詞のあとにばーんと音楽が入ったりとか、非常に格好良い。
『SHIROH』は場面の曲の繋ぎ方が好き。一幕の「なぜに奪われし光」の入り方とか、「さんじゅあんの闇市(リプライズ)」の終わり方とか。牢獄の場面の入り方も格好良かったな。
posted by 花梨 at 23:58| Comment(3) | TrackBack(0) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月05日

ゲキ×シネ「SHIROH」再度観劇

帰宅しようとしたら大雨でびっくり。近所は浸水していた模様。

しかし『SHIROH』については、無茶苦茶色んな思いが溢れているわけだが、正直自分の所詮「芝居スキ、新感線スキ」の感想は、結局画一的なことしか言えない気がして…。
それよりも新感線馴れしていない友人の感想を聞くほうが楽しかったりする。

今回は料金も手頃なこともあり、普段新感線を観てない友人も誘ったが、いずれも「生の舞台がみたい」と言ってくれたのが嬉しかった。(そして上川隆也さんと秋山奈津子さんにハマる。)

同行した友人が終演後ポスターをみて、「このアッキーは観音さまというか、マリア様という感じ?」と。マリア観音だったりして。

この日は観劇前に「JCSS」のビデオを見ておく。「神の子」の使い方、比較するとおもしろい。

以下、9/6に追記
posted by 花梨 at 23:40| Comment(6) | TrackBack(3) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

「SHIROH」の前は「アカドクロ」「アオドクロ」でした Part4

『髑髏城の七人』について、ストーリー・キャスト等は「E!oshibai」のサイトへ!予告編も見られます。

そういえばアカの演出変更部分ってDVDの本編には入っていないのだな〜。もったいない。
演出面について色々書こうかな、と思ったがさすがにアオは記憶が薄い。もうすぐDVD-BOXも出るが、とりあえず記憶違い等あったら申し訳ない。

ここのところ思ったこと。
歌舞伎役者が出ている外部の舞台で、モロ歌舞伎風の演出を多用されると、萎える。

『美貌の青空』もちょっとあったし、『ラ・マンチャの男』はいつの間にあんな歌舞伎風の立ち回りをするようになったのか(泣)。(いや、自分が前見たときは、上月晃さんが出ていた頃なので、昔すぎ。)

で、アオドクロ。演出を誉めている人、結構いるんだね〜。私は実は演出に苦手ポイントがありました。
新感線は「ちょっと歌舞伎風味?」の入れ方が上手い。97年版『髑髏城』の捨之介の衣装(女伊達がモチーフ?)。「SHIROH」の冒頭で高橋由美子ちゃん演じる寿庵の衣装とか。
アカは古田さんが『白波五人男』のように、「玉ころがしの捨之介」と書かれた傘を、冒頭でバッ!と広げた。
でもコレ、古田新太がやるから格好良いのであって、歌舞伎の人がやったら、やはり余りにモロすぎて、なんだかな〜?です。

例えばアオドクロにおける、無界屋惨殺場面の血がどばーっとか。これを染ちゃんがやるから、余計なんだかな〜状態。鼓は打つわ、敦盛は舞うわ、いや、この場面は凄〜く格好良かったのですが…。

あと意味もなく舞台の上にたくさん人がいる。並び腰元状態の人たち。コレは凄く微妙でした。
エッセンスとして歌舞伎っぽい部分が入るのは良いが、どうもアオの、やりすぎ歌舞伎演出は苦手でした。
阿修羅城の「首が飛んでも〜」等は確信犯的で良いのだけど。

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posted by 花梨 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

「SHIROH」と「髑髏城」

Part4の前にちょっと寄り道。
新感線の座付き作家、中島かずきさんがよく好きな作家に挙げるのが、山田風太郎氏と隆慶一郎氏。
隆慶一郎の小説は私も大好きなので、「髑髏城の七人」が非常に世界観が似ているな〜というのはすぐに感じた。(小説版はもっとその傾向が強く出てる。)

「SHIROH」は山田風太郎っぽい所があるな〜と思ったら、山田風太郎ファンの方のブログがその辺りに詳しく言及していておもしろかった。(山田風太郎ファンなら「SHIROH」見ろと言い切ってるし(笑))

次の新感線の新作はズバリ隆慶一郎の「吉原御免状」。初日の幕があくのが楽しみです。

しかし隆慶一郎氏の作家生活の短さは、余りにもったいない…。「花と火の帝」の続き…。


8/31追記 山田風太郎ファンが語る『SHIROH』

昨日触れたブログの管理人・kizurizmさまから紹介の許可頂きました!ありがとうございます。

吉梨浅慮愚考録

↑ 8/28と8/30の記事です。こちらの記事からトラバもして貰ってます。

私の感想とかは、所詮新感線ファン、演劇好きの感想になってしまうので、こういった感想を読むと凄く刺激されるものが多いです。
posted by 花梨 at 01:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

「SHIROH」の前は「アカドクロ」「アオドクロ」でした Part3

よくアテガキという言葉を使うが新感線の座付き作家中島さんも、劇団員に合わせてのアテガキが大半。
このアテガキが曲者。再演等で役者が変わる場合、余程上手く芝居を変えないと、初演を超えられない。

『SHIROH』はもしかしてはじめて劇団員以外へのアテガキ?『アテルイ』等あるけど、あまりアテガキとは言えないかな。
中川晃教くんは余程中島さんやいのうえさんの芸術家魂を刺激する存在だったのだろう。(この辺りが『SHIROH』の画期的なところ。)

正直「アカドクロ」を見て、所詮古田新太センターが新感線は一番おもしろい、中島さんの脚本はこの時期の作品を超えられない、とか失礼なことを思ったのだが、『SHIROH』で思いっきりごめんなさいだった。
『SHIROH』はもちろん上川隆也氏はじめ、キャストみなはまり役で素晴らしいのだけど、中川くんはちょっと別格。中川晃教という存在が作らせた芝居だと思っている。

一方『SHIROH』ではお馴染みじゅんさんや聖子さんの、アテガキキャラがちょっとつまらなくなっいた気が…。再演の機会があったら、いっそ松平伊豆守の古田新太というのはダメでしょうか?

さてここからは髑髏城キャスト評。長いし、Part4に続きます(苦笑・でもここで終わる予定)。

続きを読む(長いよ〜)
posted by 花梨 at 03:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月26日

「SHIROH」の前は「アカドクロ」「アオドクロ」でした Part2

「SHIROH」が若さにあふれ、勢いで突っ走る芝居とすれば、「アカドクロは」は今までのそういった要素の上に、成り立った大人な芝居だと思う。(アオはどうにも中途半端で、私はダメ。)
でもそんなアカが成功したあとに、「SHIROH」を成功させちゃうのがまた凄い。

ただ「SHIROH」のおもしろいのは、今までの新感線ものと登場人物の趣きが全然違うことだ。
少年が主役ってあったけ…?(あ…大江戸ロケット(苦笑))ひたすら苦悩する主人公というのも無い。

女性陣についても、今までって良くも悪くも少年漫画?いかにも少年漫画に出てくる女の子的なキャラが多かったが、「SHIROH」のヒロイン達は非常に魅力的だった。

寿庵(高橋由美子)いいね〜。あなたの弱さが好きと言える女性はいいね。(ラスト奇跡の表情の由美子ちゃん、鳥肌もの。)
お蜜(秋山菜津子)は、シローとの関係が切なくてね。

苦悩する上川四郎さまはジーザス、寿庵は救いある(ともいえないが)エポニーヌ、とかイメージが沸く。

髑髏城に戻す。(続きは夜にでも)
posted by 花梨 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「SHIROH」の前は「アカドクロ」「アオドクロ」でした Part1

歌舞伎座「法界坊」と串田さんの演出について書こうと思ったことがあったが、「モーツァルト!」「ゲキ×シネ 『SHIROH』」と続けたら、頭の中は中川くんの歌がぐるぐる…。
「SHIROH」のCDを聞きながら、岡崎さんの作る曲いいな〜と次から次へと新感線サントラに手が。

更に昨日の読売夕刊には「吉原御免状」の記事。おいうちをかけるように「天保十二年のシェイクスピア」のチケットが届き、『無常のうた』が聞きたくなる。

なので新感線について、というか去年はやはりドクロイヤーだったので「髑髏城の七人」について書いてみる。

「SHIROH」で新感線の持つ、とにかくやりすぎというくらい何でも詰め込む!を再認識したのだけど、これが「髑髏城の七人」については、シンプルに作った「アカドクロ」の方が、歌あり踊りあり何でもあり!の「アオドクロ」より遥かにおもしろかった…。
上記のインタビューによると、「吉原御免状」は更にシンプルになっているらしい。うーん、原作も大好きなので、こちらも凄く楽しみ。

私は「アカドクロ」が良かったのは、とにかくキャスティングに尽きると思っている。古田新太氏がキャスティングしたというが、本当だろうか?
「髑髏城の七人」初演は1990年。この時のキャストに近い気がするのだが…。(蘭兵衛も初演はかっちょいい系のルミさんだし、極楽太夫も羽野さんで可愛い系だし。)

で、アカキャスト一覧。

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posted by 花梨 at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

ゲキ×シネ 『SHIROH』

ゲキ×シネ 『SHIROH』

2005年8月20日(土)〜2005年9月9日(金) シネクイント

出演:中川晃教・上川隆也・高橋由美子・杏子・大塚ちひろ・高田聖子・橋本じゅん
植本 潤・粟根まこと・吉野圭吾・泉見洋平・池田成志・秋山菜津子・江守 徹 他

『二人のSHIROHが出会うとき、三万七千人の叫びは神の歌となる。』

劇団☆新感線、初のちゃんとしたミュージカル。帝劇で数十年振りのオリジナルミュージカル。その映像版の上映。

理屈はどうでもいい。たった2000円だ。芝居好きなら、ミュージカルが好きなら、今すぐ見るべし!


それにしても中川晃教くんの歌は、何故こんなに聞くものの心を震えさせるのか…。


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posted by 花梨 at 02:21| Comment(4) | TrackBack(5) | 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

阿修羅城の瞳を久々に見る(2000年&2003年)

避暑地で阿修羅2003DVDを見て感動し、帰宅して阿修羅2000を見た。いやいやおもしろいね!単純にどちらが良いとか言えない、双方それぞれのおもしろさがある。

2000年版は大阪が先で、大阪の友人から「オープニングが新感線至上最高なので遅刻厳禁。」のメールを貰いつつ、急遽松竹座三階で見た阿修羅城2000。
古田ファンの自分、染五郎さんにノックアウト。三階から見たせいか、とにかく所作・動き・立ち姿、すべてが綺麗。歌舞伎好きとしては、歌舞伎役者の圧倒的な存在感を示してくれて、凄く嬉しかった。

しかし改めておもしろいな〜2000年阿修羅。自分ドクロは圧倒的に古田版アカドクロのシンプルさが好きなのだけど、阿修羅2000はギリギリの所で広がりすぎないのがイイ。
何よりいのうえさんの演出が手堅くて良い。花道はちょっと張り切って使った感もするけど(でも2003年はキッチリ修正)、案外着実な演出な気が。

とはいえ阿修羅城からの花道の階段見立て、これは2000年版のみなんだよね。すっごく効果的。2003年は無くてショックだった。

オープニングの江波美参上・平田清明のやり取りとか迫力満点。新谷さんの笑死凄いよ。古田蛇空も狂気の芝居に圧倒。染五郎さんは全体的には2003年のがこなれているのだけど、ラスト、阿修羅とのやり取りは、二人の余裕のない演技の2000年版のが私は好き。
この2000年阿修羅、もう映像全部売り切れなんだよね。もったいない…。

以下酔っ払いながら避暑地でメモ帳にベタ打ちした2003年DVD鑑賞直後の感想。夢桜聞いただけで涙ぐむファンのたわ言です。



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posted by 花梨 at 23:55| 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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