『リトルショップ・オブ・ホラーズ』 その1
映画版DVDを鑑賞しました。映画版もおもしろいね〜。オードリー2の造型とか、やはり映画ならでは。最初は凄く小さい植物。でも舞台であんなに小さかったら見えないものね。
映画版を見ると、舞台版というのが実によく出来たものだと再認識。出演者が9人という点が、舞台版ならではのおもしろさ。3人娘が出てきて歌うところとかも、映画だとちょっと違和感を感じてしまう。そういう演出の違いも楽しめました。
私がこの芝居で一番好きなのは、一幕の第3場。M9「MUSHNIK & SON」の楽しい雰囲気から、シーモアがオリン殺しを決める「FEED ME」まで。ここのシーモア山本くんは圧巻。
当初オードリ2の声が和田アキ子さんで録音というので、ちょっと違和感あるのでは?と思っていたら、これがド・迫力。特に掛け合いが多いシーモアは大変だったと思うが、録音の声だなんて、全然判らなかった。この二人(?)のやり取りは最後まで良かったです。
オリンの死のあと、不気味に終わる一幕。この幕切れの演出も良い。
この後二幕なのだが、二幕は展開が早い、早い。シーモアがオードリーと良いムードになり、ムシュニクが死んでしまう辺りまでは良いのだけど、その後がちょっとあっけないほど展開が早くて…。もうひとひねりくらいあるのかと思った(苦笑)
その辺りが納得いかなくて映画版も見たのだけど、やはり展開あっけなかった…。映画はラストがハッピーエンドなのだけど、最後のオードリー2とシーモアの戦いがかなり長くて、迫力があって、舞台版ももう少しシーモアが戦って欲しかったな〜。
この後半部分ももう少し小さい舞台だったら、舞台いっぱいに成長してしまったオードリー2と、早がわりする他・出演者で、同じ演出でももっと楽しめた気がします。その点でも大きな劇場サイズは本当に残念。
あとフィナーレの演出(全員が着ぐるみみたいなの着ている)も、中途半端で私は余り好きでは無かった…。もっとブラックに終わっても良いのに…。BW版のフィナーレはどういう演出だったのか知りたいです。
とはいえとてもとても楽しいミュージカルでした。上原多香子ちゃんはまたミュージカルに出て欲しいです。華があるし。若手の女優さんが、ミュージカル界は不足しているし。
ところでたくさん着替えたオードリーですが、パンフを読むと、脚本に指定のあるとか。全部が全部かは判りませんが。結構意味付けみたいなのがあるのかなぁ?過去の名画の衣装とか…。凄く可愛いい衣装でした。
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オードリーは一命をとりとめ、改心したシーモアがオードリー2を倒して、ていう展開とか・・・。
確かに舞台が大きいせいでオードリー2の大きさがかすんでましたね。あと、ビニール素材だったのもちょっと違和感感じましたが(汗)
映画版は当初舞台と同じラストだったのですが、急遽ハッピーエンド版にしたようです。舞台と違ってカーテンコールが無いから、どうしてもイヤ〜な気分で劇場をあとにしてしまうし。
この舞台はやはりもう少し小さい劇場で見たかったと思います。いや、とてもおもしろかったのですが。
感想をアップしたので、トラバさせていただきました。
曲が素敵で楽しいし、洒落てるし、なんか勝手に妄想して、もっともっと面白く出来そうな気もしたんですよね。
(^^;
でも、私なりに楽しめる舞台でした。
(^^)v
そうなんですよね〜、凄くおもしろいミュージカルなんですが、もっと良くなる筈では?という思いも残りました。
でも曲は凄く好きだな〜。