2005年11月22日

『リトルショップ・オブ・ホラーズ』 その1

『リトルショップ・オブ・ホラーズ』  青山劇場

あらすじ・出演者は公式サイトへ

先週ようやく観劇してきました。おもしろかったー!長年上演されていきているだけのこと
はありますね。物語・曲・キャラクターが良い。いやー楽しめました。

このお芝居、もとはオフなのですよね。凄く納得。なんたって出演者9人!この前に青山劇
場で見たのが『吉原御免状』なので、ホントこの人数の少なさには驚きました。
でも全然舞台がスカスカすることもなく、皆さん芸達者な方ばかりで感心しました。
(まぁ、もう少し小さい劇場で見たいかな、とも思いますが。)
しかし山本耕史シーモア、足長すぎ。シーモアのくせに(笑)

簡単に感想

おもしろいのは一幕。

スラム街の閉店寸前の花屋。その店主のムシュニク、綺麗だけど頭が弱く、恋人にDVされている店員オードリー、今の日本に置き換えるなら、まさにオタク青年の店員シーモア。
字面だけだと凄く悲惨な登場人物たち。浮浪者がうろうろ、台詞でも出てくる「どこにも行けない自分たち」。明るい音楽が背景になっているけど、よく考えるとホント悲惨。

それが植物マニア・シーモアが偶然手に入れた不思議な植物「オードリー2」。世間の注目を集める「オードリー2」とシーモア。一気に運勢上向き。ところがオードリー2は吸血植物だった…。

判りやすい人物造詣のキャラクターのおかげで、すっと物語に入り込める。シーモア@山本耕史、オードリ@上原多香子、ムシュニク@小堺一機。いずれもハマリ役。キャストのバランスも良い。特に登場人物の少ない芝居、バランスが悪かったから見られたものじゃない。

シーモア@山本耕史は一番安心していたキャストだが、これはもう予想通りグー。難点はスタイルが良すぎなこと(苦笑)
特に一幕最後、オードリーを苦しめる恋人・オリンをオードリー2の餌にしてしまう辺りは圧巻。

一番心配だった初舞台のオードリ@上原多香子は、役にはまってて非常にグー。ソロの歌とかちょっと弱いのだけど、今回の舞台が求めているオードリーという役を、キッチリ演じていた。下手すれば嫌味になりがちな、オードリーという女性を、好感を持ってお客に受け入れられることが大事なのだと思う。好きだったのは、DV彼氏に何度も「ごめんなさい」と言う台詞。言葉が何か上滑りしてて、聞いてて悲しくなった。こちらも何とかしてこのDV彼氏から救ってあげたくなってしまった。

なんと言っても上手かったのは小堺さん。舞台での自分の役割をちゃんと判っている役者さん。山本シーモアとのタンゴの場面、最高でした。二人とも芸達者だから、ホント笑えるし、上手い!小堺さん、もっともっと舞台で見たい役者さんです。

残念だったのはオリン。これはもっと熟練した俳優さんをもってきて欲しかったな。もう少しサディスティクに演じてくれないと、「別に殺さないでも…」になってしまう。
歌もミュージシャンが歌ってます、でいまひとつ。芸達者な人が演じてくれないと、二幕で何役もこなすおもしろみが出てこない。
絶賛されている陣内オリン、見てみたかったなぁ…。
posted by 花梨 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・ミュージカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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