2005年09月20日

九月博多座大歌舞伎 その1

『九月博多座大歌舞伎』

博多座に行きました。ここの所歌舞伎熱冷めっぱなしだったのてすが、やはり玉三郎さんは良い!澤瀉屋は良い!といきなりテンションが上がりました。演目も私の好きな『三人吉三巴白浪』『義経千本桜』と揃っていたかもしれないからだけど。
(まぁ昼の部は三人じゃなくて、二人だよ!と突っ込みたくなるくらい、お坊とお嬢が凄いことになってたのですが。)

それにしても博多は良いね!博多座はホント大好きだ。幕間には『モーツァルト!』の映像も流れていて、思わずチケット買おうかと思ってしまいました。

感想・まずは夜の部『義経千本桜』から。
【序幕】
 大内の場/堀川御所の場/同塀外の場
【二幕目】
 吉野山の場
【大詰】
 川連法眼館の場

H15年に上演された文楽での『義経千本桜』を思い出しながら書いてます。
「忠なるかな忠、信なるかな信。」この序詞を聞くと一気に心をつかまれる。今回ももちろんはじまりはこの語りから。

【序幕】正直筋を追うだけの幕だった。文楽で見た「仙洞御所の場」「堀川御所の場」の方がおもしろかった。なのでとても印象が薄い。昔猿之助さんが上演していた、卿の君の自害の場面の方が良いかも。かろうじて「塀外の場」くらい?猿弥丈の奮闘が見もの。歌舞伎はこういうばかばかしいのが良いね!
序幕では義経の笑也丈が、品があり予想外(失礼)に健闘。台詞回しは相変わらず難有りだけど、あのその場にいるだけで漂う、気品はやはり得がたい魅力だと思う。

【二幕目】「吉野山の場」
二度見たが、二回目は玉三郎さんが師匠モードが強くてイマイチ。一度目の観劇の方が全然良かった。
今回はちょっと演出を変えている?幕が開くと、一面満開の桜の風景で、それが二つに割れると、そこには凛とした静御前。今回の吉野山の主役はやはり静なのだろう。
実際忠信とはより主従の色が強くなっている。もちろん忠信が獅童くんというは大きいのだろう。獅童くんはまぁ頑張っていました。またこの辺は昼の部の感想で。正直静の踊りのあと、すっとばして藤太の登場にして欲しい。

そして次は藤太@猿四郎くんの登場。いやいや今回まさか?と思ってたけど、澤瀉屋の拵えで出てきたのは感激しました!また役の作り方が段四郎さんそっくり。そりゃ少し前まで段四郎さんの後ろで花四天やっていたのだもな〜。段四郎さんの藤太をとてもよく見ていた人だもの。そこに掛かる「澤瀉屋!」の大向こう。感無量でした。
猿四郎くんの藤太は期待以上でした。初役とは思えない落ち着きで、自分の周囲の人も、演じている役者の名前を確認しようと、ぱらぱら筋書きめくっていました。今後も良い役を演じるようで、ぜひ頑張って欲しい役者さんです。

(明日に続く)


posted by 花梨 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・古典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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