おっと話がそれた。歌舞伎に行くと常に感心するのは、「衣装が素敵!」という点。今月の夜の部『忠臣蔵外伝忠臣連理の鉢植』も、余り話が好きでは無かったが、梅玉さんと歌六さんの着物に目がいって結構楽しめた。(ちなみに夜の部では『平家蟹』が好き。)
歌舞伎意外の和ものの芝居を見ると、やはり衣装が落ちるんだよね〜。もちろんお金の掛け方も違うとはいえ、ならせめてセンスで勝負して欲しいのだが、センスもやはりかなわない。
新感線の衣装を担当している、竹田団吾さんは、その点変化球を投げてくるのでおもしろい。
とはいえ団吾さんのアカの衣装はいただけない。小峰リリーさんのアオの衣装はもっといただけなかったが。一番センスが問われるが、シンプルな男性の着物。髑髏城なら捨之介より蘭兵衛に注目したい。
アカは定番の着物なのだが、もう少し半襟、襦袢等に、センスを出せないものか。いまひとつばっとない色使いだった。
アオに至っては、何だ?あの変な着物は?でした。池内くんがせっかく美形なのに台無し。
その割りには『吉原御免状』の衣装はかなり頑張っていた。さて、今月の和の芝居といえば、『天保十二年のシェイクスピア』。こちらの衣装はどんな具合なのでしょう。観劇日が楽しみです。