本日突如ゲキ×シネ『SHIROH』を再観劇した友人からのメール。転載の許可は貰ってます。『SHIROH』にはまっている人は、皆同じ気持ちだと思うぞ!
上川隆也さんの四郎について追記。
私が彼の芝居であと感心したのは、「作り物の中のリアリテイ」をしっかりと感じたこと。上川さんの四郎は、神々しさを感じたし、「神よ…」と呼びかける言葉に、とても真摯な響きを感じました。
この辺は別所さんのバルジャンで私が一番ハマった所と共通。別所さんの神への呼びかけの言葉にも、同じことを思った。
上川さんの四郎の初登場場面は、後ろから強い光をあててるのだけど(正和さま登場みたいに)、コレ、暗に『天の御子』を示しているのかな…。その後すぐ「私は天の御子ではない!」の場面だけに余計に…。
悩める主人公というのも新感線としては画期的。悩む前に戦っちゃうからな、新感線ヒーローは。
私が引っかかっているポイントは「さんちゃご、四郎さま」。リオも寿庵も同じ言葉を唱えるのだけど、「さんちゃご」という言葉にこめられた、意図が知りたい。
それにしても新感線の芝居は音楽の入り方が格好良いな〜。過去のなんちゃってミュージカル系が、実は苦手だったのだけど、他の芝居等で台詞のあとにばーんと音楽が入ったりとか、非常に格好良い。
『SHIROH』は場面の曲の繋ぎ方が好き。一幕の「なぜに奪われし光」の入り方とか、「さんじゅあんの闇市(リプライズ)」の終わり方とか。牢獄の場面の入り方も格好良かったな。
私もライブの舞台が観たいです。
なかなか、適切な言葉で表現できずもどかしいのですが、
拙いながら感想TBさせて頂きました。
演技という意味では、私も上川さんのスタイル凄く好きです。
「神」という言葉や主題を用いるのは、結構難しいと思うのですよね。
(テーマとしては普遍的なものなので、取り上げられがちだけど)
「神よ・・・」だの「天の御子」。ヘタすると陳腐の極みにもなりかねないし。
中川くん(なぜか彼は“くん”になってしまう・笑)は
持ち味の魅力って感じかな。
“サンチャゴ”と聞くと、元観光業者の私は(笑)、
聖ヤコブの遺骨が発見された(と言われる)スペインの巡礼地
サンチアゴ・デ・コンポステラをまず思い浮かべるけど
何か、そういうことまで考察してのネーミングなのかしら。
クリスチャンの方なら聖人名を聞けばすぐ
それに纏わる逸話や神話?、箴言等を想い浮かべるのでしょうが・・・
あ、SHIROHが上演された
2004年は「聖ヤコブ年」だったらしい。
※蛇足ながら、サンティアゴはヤコブのスペイン語読みです。
「あなたの信じる道を進み続けてください」
と言う言葉で表現した方がいらして、すごく感動した記憶が残ってます。
そうでなくても、リオにとっても、寿庵にとっても、四郎は神以上の存在だったのでしょう。
そうなんですよね、神という言葉は(特に日本人だと)陳腐になりがちで、その辺り上川さんの演技は、実に良かったと思います。
ひろきさん、訪問ありがとうございます。実はずっとプログ読んでました(笑)。
共感出来る感想が多くて…。
> 「あなたの信じる道を進み続けてください」
おお!良い言葉ですね!
私は実はあの呼びかけは「私の信じる人」とかそういうニュアンスなのかな〜と思っていました。
想像に任す、というのが良いのかもしれませんね。