2005年08月11日

阿修羅城の瞳を久々に見る(2000年&2003年)

避暑地で阿修羅2003DVDを見て感動し、帰宅して阿修羅2000を見た。いやいやおもしろいね!単純にどちらが良いとか言えない、双方それぞれのおもしろさがある。

2000年版は大阪が先で、大阪の友人から「オープニングが新感線至上最高なので遅刻厳禁。」のメールを貰いつつ、急遽松竹座三階で見た阿修羅城2000。
古田ファンの自分、染五郎さんにノックアウト。三階から見たせいか、とにかく所作・動き・立ち姿、すべてが綺麗。歌舞伎好きとしては、歌舞伎役者の圧倒的な存在感を示してくれて、凄く嬉しかった。

しかし改めておもしろいな〜2000年阿修羅。自分ドクロは圧倒的に古田版アカドクロのシンプルさが好きなのだけど、阿修羅2000はギリギリの所で広がりすぎないのがイイ。
何よりいのうえさんの演出が手堅くて良い。花道はちょっと張り切って使った感もするけど(でも2003年はキッチリ修正)、案外着実な演出な気が。

とはいえ阿修羅城からの花道の階段見立て、これは2000年版のみなんだよね。すっごく効果的。2003年は無くてショックだった。

オープニングの江波美参上・平田清明のやり取りとか迫力満点。新谷さんの笑死凄いよ。古田蛇空も狂気の芝居に圧倒。染五郎さんは全体的には2003年のがこなれているのだけど、ラスト、阿修羅とのやり取りは、二人の余裕のない演技の2000年版のが私は好き。
この2000年阿修羅、もう映像全部売り切れなんだよね。もったいない…。

以下酔っ払いながら避暑地でメモ帳にベタ打ちした2003年DVD鑑賞直後の感想。夢桜聞いただけで涙ぐむファンのたわ言です。



阿修羅城の瞳あれこれです。

避暑に行った先でDVDを見る。もちろんリアルでも見ているのだけど、いや〜、無茶苦茶おもしろいよ!この芝居。そして改めて気が付いたのはラストシーンの桜。
「十二夜」の桜、スーパーよりむしろこっちに似てますね。ただ何度も言うけど「十二夜」は使い方が意味不明。阿修羅のラストは、魂わし掴みの美しさだったものな〜。

満開の桜の中、「鏡の中にも私がいる」のつばきの台詞と、生き残ってしまった出門。「夢桜」が流れる中、ここの染ちゃんの表情がたまらん!(2003年は最後出門の顔にピンスポあてて、絞っていくのが最高でした。)
蜷川さんもなぁ〜自分が過去みた作品は鳥肌ものの演出してたのに、何で今回の「十二夜」はあんななっちやったのだろう。

「十二夜」を見る限りでは、今回は蜷川さん舞台の使い方下手!回り舞台をとにかく廻し、とりあえず花道も役者の出入りにとりあえず使用といった感じ。
いのうえさん@新感線のが、花道、その他上手く使っているよ〜。

2000年版のときから好きだったのは、高さを使った演出。これは猿之助さんの演出が何といっても絶妙なんだけど。(「三国志 1」一幕ラストとかね。)
阿修羅はオープニングももちろん良いのだが、二幕で二人が過去を思い出す場面の、子供の阿修羅を斬る出門の場面が格好良いのよね〜。(二幕最初の出門のはやがわりはモロ猿之助さん@スーパーなんだけど。ちなみに鬼御門の衣装の出門は2003年版のみ。ここは鬼御門の衣装じゃなくちゃね!)
セリの近い方も凄く良い。特に好きなのは、美惨&邪空の死ぬ場面なのだけど、二人を乗せたセリが下がっていくのが良いのよ〜。(ここは2000年版の二人の美惨&邪空の芝居のが圧倒的に好き。)そしてすかさず花道に走る出門。もうもう演出も役者も格好良すぎ!(大泣き)

阿修羅2000年版は新感線、というかいのうえさん、初の演舞場・松竹座演出だったけど、すっごく良かった〜。勢いがありすぎて花道の使い方とか、ちょっと、いやかなり見えにくい?という点もあったけど、2003年版はきっちり直ってた。
でも2000年版で好きだったすっぽんの場面が、2003年で無くなってたのはショックでした。

1.阿修羅との最後の戦い前、すっぽんを階段に見立てて鬼を串刺しにしつつ、上がってくる出門。
この場面が見たいためだけに、2003年に花道すっぽん横取ったのでショックでした…。

2.ラスト「翼ある鬼と書いて翼鬼」が、すっぽんで下がらなかった。
うーん、2003年版の、セットがぐうーっと動く演出も大好きだけど、すっぽんで下がる南北と孫太郎が良かったのよ〜っっっ。

しかし新感線は舞台から去っていく役者が格好良いよね!花道のある劇場でより効果的になったというか。
でもアカドクロのラストシーンでは、舞台奥の暗闇に、古田捨之介と、佐藤狭霧が消えていった、これがまた無茶苦茶格好良いんだ〜。

余談:97年髑髏城も、染ちゃんのアオドクロも、ラストの捨之介と狭霧は花道退場。劇場の都合もあると思うが、なんでアカだけ舞台の奥退場だったのか、凄く知りたい。
髑髏城についても色々書きたい。昨年のマイベスト芝居はアカドクロな私。アカはシンプルに古田捨(&古田天魔王)と水野蘭をきっちり話の中心に、他登場人物を横軸にしたのが、凄く良かったと思う。ああ、アカが見たくなってきた…。






posted by 花梨 at 23:55| 芝居・新感線関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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