2006年12月17日

tpt「黒蜥蜴」 感想その2

感想その1で少々ネガティプな思いを書きましたが、芝居としてはとてもおもしろかっだてす。
特に黒蜥蜴と明智のやり取りは素晴らしかった。最初のトランプの場面、一幕最後の鏡合わせの場面、黒蜥蜴の切ない告白、その告白を聞いたあとの変装して黒蜥蜴の側にいる明智。
そして何といってもラストー!ちょっと一拍おいてから毒をあおる黒蜥蜴。最後の最後の台詞「宝石は死んでしまった。」

二人が中心の芝居だからとはいえ、結局心に残る場面は二人の場面ばかり。一度目の観劇ほどでは無いとはいえ、この芝居、麻美&千葉が出てない場面との温度差があり過ぎる…。二人が舞台から去ると、途端にテンションが下がる。

一回目の「黒蜥蜴」前に「トーチソングトリロジー」を見たが、こちらの方が満足度が遥かに高かったのは、演出が断然良かったからだと思う。
とても良い芝居ではあったが、実は私は演出面に不満も持ちました。

一応ルヴォー演出となっているが、アイデアだけでそれを消化しきれてない印象で、どうも所々間延びする。どこまできっちりと演出をつけたのか疑問です。
前述した通り、黒蜥蜴・明智の場面は二人の高い演技力で緊張感があるのだが、これは二人の力量によるものだろうし。

今回雨宮役に大抜擢の山崎くん。検討はしているが、「スラブボーイズ」の時の方が私は良かった。綺麗で不安定で、とても役に合っていただけに残念。もっと出来る役者さんだと思う。
彼のような若い役者の魅力がきちんと引き出せないのは、演出の責任が大きいと思う。

結局経験豊富な役者の力量に頼ってしまった舞台になってしまった印象。

ちょっと辛口になってしいまったが、元々の自分の中での期待値が凄く高かったというのもあります。
ホント舞台そのものはおもしろかったです。今回二回観劇しましたが、もっと見たいくらいです。それだけにもっともっと良い舞台になるのでは無いか?と思ってしまう。

二回目の観劇ではベニサンでは収容しきれないくらいのお客さんが入っていたことだし、ぜひぜひ早い時期での再演を希望します。
posted by 花梨 at 01:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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