ル・テアトル銀座
プロデュース・脚本・演出:斉樹潤哉
音楽:広瀬香美
振付:奥山桃子
福田花音ちゃんが出てた!(「34丁目の奇跡 」のヘンリカ役)一年で随分立派になっちゃって…。
私の観劇人生の中でも、女子トイレがすいてて、男子トイレが長蛇の列というのは、はじめてでした。カーテンコールでは、野太い「なっち〜」の声援。いや〜貴重な体験をしましたわ。
しかし何故男性陣はあんなに手荷物が多いんだ?この劇場、結構ロッカーあると思ったが、あっという間に塞がれてました。
カメラチェックは前日見た友達から「女性客にはチェック緩い」と聞いていたのですが、その通りでした。ヅカファン、歌舞伎ファンからクレームが来たのかしら。
内容は正直全然期待しないで行ったら、案外しっかり作ってありました。派手な衣装に、目つぶしのような照明。新感線かよ!と突っ込みを入れたくなる演出。阿修羅城っぽい場面が出てきたりと、個人的には大ウケ。製作スタッフの方々は、セーラームーン等手掛けてたみたいですね。納得、いや、見たこと無いけど、イメージ的に。
ただ脚本が判りにくいのと、二幕に入ると展開がぐたぐたでキツかったです。内容を整理して、グローブ座辺りで上演したら、もっと臨場感が出ておもしろくなるのかも。
音楽は可もなく不可もなく。綺麗な曲とは思うけど、終演後に頭にこびりつくようなインパクトのあるフレーズは無し。ただミュージカル畑じゃない人の歌もそれなりに形になっていたのは、曲の作り方が良かったからかも。
やたら歌い上げる右近さんとか、すっかり役者として大きくなった喜之助くんとか、なかなか頑張ってた猿四郎くんとか(でも歌は凄まじかった)、なんと女形で出演の喜昇さんのコミカルな演技とか、見所満載!
とはいえホント脚本がいまいちなので、好きな役者さんが出ているという理由などがある人以外には、ちょっと厳しい内容かな…。(そこそこしっかりした作りでしあるのですが。)
気になったのは休日だというのに19列から後ろがガラガラ。(1〜18列はなっちのファンでびっしり。)一律9500円の値段設定に問題が。スウィート・チャリティの時は、後ろはA席だった。(何列目からかは不明。)
それなりにオタが多い出演者を揃えているのだから、19列以降を5000円くらいにすれば、リピート客ももう少し呼び込めそうなのに。
ネット探しても、後ろの列は投売り状態。もったいないなぁ。
手当たり次第の状態から、現在は、控えてしまいました(笑)
やはり5000円ぐらいの席があったら、「見てみたいな」と思ったのですが。
今回割りとしっかり作ってある芝居だったので、あの料金設定はもったいないと思いました。
まぁ今回に限らないですが、安い席があれば、ちょっと気になるくらいのお客も呼べるし、
結果芝居が良ければ、気に入ってリピートするかもしれないですし。
私はRENTをリピるか、白蛇伝をリピるか悩み中(苦笑)