2006年11月03日

『オセロー』

先日『ペテン師と詐欺師』の感想を、メチャクチャ辛口で書きましたが、まさかその数日後に、またもやワースト候補の芝居を見るとは…。

『オセロー』 幹の会+リリック
東京グローブ座
作=W・シェイクスピア
翻訳=小田島雄志  演出=平幹二朗


芝居の内容以前に、なんなんですかのセットは。上手と下手に壁みたいなセット置くものだから、真ん中での芝居が舞台前方ギリギリまで出てきてくれないと、全く見えない。
芝居中の半分以上が見切れるのだから、これはもう評価とかそういう問題じゃないでしょう。センターの10席くらいしか、まともに見えないのでは?
一応私は一階前方で見たのですけどね。

グローブ座みたいな、円形に近い客席で、あんなセットを組むなんて…。今年グローブで他に3本見ましたが、皆さん円形を生かしてましたよ。
リリックの芝居は初体験でしたが、いつもあんなに客無視なのでしょうか?アンケートにもきっちり書きましたが、そもそもアンケートを書く人がいなかったなぁ。

しかしこの内容でチケット代8000円。多少安く譲って頂いたチケットですが、それでも金返せでした。
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ 『オセロー』が、いかに素晴らしかったか思い知りました。

演出・装置・衣装等、全体的に古臭い印象。20年くらい前に見た芝居という感じで、申し訳ないが私はダメでした。特に三田さんのドレス、気の毒すぎ。
あとフラメンコ音楽と踊りを全編に取り入れたというのが謳い文句だった筈が、どんな効果があったのか?私には見切れて見えない舞台中央奥で、踊りまくってたのかしら。

平幹二朗さん(オセロー)  
確かに今でも上手いけど、昔に比べて劣化したなぁ。ペテランの役者さんの、過去の遺産だけの芝居ってどうも私はダメです。若い頃を知っているだけに。
あと茶色のドーラン塗って、はい、ムーア様って、ビジュアル的に受け付けられなかったです。

三田和代さん(デズデモーナ)  
好きな女優さんで、さすがの芝居。でもビジュアルがこちらも厳しい…。

平岳大さん(イアーゴー)
健闘はしているが、やはりこの役を演じるのは早すぎでした。特に植本潤さんの素晴らしいイアーゴを見ているし。
でも背も高く、顔も良く、とても舞台映えしてました。これからが楽しみです。

芝居はやはりビジュアルも大切ですね。キャシオーはある程度男前であって欲しい。あ、ビアンカのビジュアルは最高でした。
posted by 花梨 at 02:36| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 芝居・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>花梨さま
ご無沙汰しています。風知草のとみです。何だか年取ったおとーちゃんが迷惑かけたのを謝る娘の心境です(m_m)。
何より上京して見ていないので,娘としても失格です。
Posted by とみ at 2006年11月08日 00:32
こんばんは、とみさん。こんな内容の記事なのに、わざわざコメントありがとうございました。

私の今回の観劇は、前方8000円の席だったにも関わらず、セットに遮られ、肝心の舞台が見えなかったことに対する不満が大半です。

でも気になって、過去の作品を見ている方の感想も読みましたが、どうも今回は平さん作品の中でも、出来が悪かったようですね(苦笑)。
なので懲りずに機会があれば、また見たいと思います。
Posted by 花梨 at 2006年11月09日 23:39
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