2006年08月27日

『オセロー』 りゅーとぴあ能楽堂

昨夜新潟から帰宅、感想アップしたかったのですが、あっという間に気絶してしまいました。
かなり長い芝居、しかも無茶苦茶密度が濃い!自分のエネルギーを舞台に吸い込まれた感じです。

嫉妬が生み出す呪いの儀式
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ 『オセロー』

作/ウィリアム・シェイクスピア
翻訳/松岡和子
構成・演出/栗田芳宏
衣裳デザイン/時広真吾


【配役】
オセロー・谷田歩 イアゴー・植本潤 デスデモーナ・市川笑也
キャシオー・市川喜之助 エミリア・山賀晴代 ロダリーゴー・河内大和
プラバンショー/グラシアーノ・荒井和真 ピアンカ・田島真弓 バーバリーの悪霊・横山道子
公爵/モンターノー・栗田芳宏
楽師・横山愛 塚野夢美 住田彩 塚野星美


会場に入って配役を見て、まずびっくり。喜之助くんキャシオーか!前回マクベスのマルカム役も良かったので、期待・大でした。

これからいよいよ東京公演がはじまりますので、激しいネタバレは無し、見所重視の感想です。

楽師という役名があります。彼女たち、舞台滞在時間が最も長いです。彼女たちがどう舞台に関わるか注目です。そして衣装が格好良いです!
バーバリーの悪霊という役、この役も原作を読んでいる人には興味深いと思います。これぞ演出の腕の見所。この役も、実は舞台滞在時間長いです。「柳」のキーワードに注目です。

私のムーア様、谷田歩さん演じるオセロー!骨抜きにされました。問答無用に格好良い!日本にこんなにハマリ役のオセロー俳優は他にいますか?いません!その風貌(肌焼きましたよね?)から、もうもうムーア将軍!
谷田さんで印象深いのは、その眼差しなのですが、涼やかで真っ直ぐな、その美しい瞳が、高潔なオセローの人柄に相応しい!
それと谷田さんの声が好き!谷田さんの美声はココ→

邪悪なイアーゴには、小劇場界では有名な植本潤さん。感心したのは、前述した通り、オセローの谷田さんの真っ直ぐな視線に対し、植本さんは常に他人を斜めに斜めに見てます。特に上目ずかいに見る目は絶品です。
前半ラスト、オセローVSイアーゴの対決、この場面だけでもチケット代を払った価値アリ!というくらいの迫力です。

植本さんのイアーゴを見たとき、この戯曲はこの役が最も芸達者な役者じゃないと、芝居が設立しないのだなということ。ラスト、(ネタバレなので以下反転→)死を選ぶオセローを橋掛かりから見つめるイアーゴの目から流れた、一筋の涙の意味は?

パンフによると、とても役作りに苦労したとのことですが、もうもう素晴らしいイアーゴです。
イアーゴが何故あれほど世間を憎むのか、松岡さんの本の解説を読んで少し納得。身分制度を頭に置いて東京公演見てみようと思います。

ここまで上手くなってたか!のキャシオー・喜之助くん。マクベスの時の舞台から伝わってきた緊張が別人のよう。若々しく、素敵な副官で、余裕すら感じました。
ロダリーゴー・河内大和さん。軽妙で上手い!栗田さんのメイクにも注目(笑)。
私のお気に入り、エミリアの山賀さんはじめ、女優さんみな素敵。時広さんの衣装も冴え渡ってます。

笑也さんのデスデモーナ、こういう役だとホント笑也さんは良いなと思います。何であんなに清純で可愛らしいのでしょう?出来ればメイクと髪をもう
少し…。

色々書きましたが、何といっても凄いのは栗田さんの演出です。詳しく書くと激しいネタバレになってしまうのがもどかしい〜。明日からはじまる東京公演で、ぜひぜひ見てください。私ももちろん観に行きます。
私を新潟まで遠征させたのは、何といっても栗田さんの演出なのですから。


posted by 花梨 at 13:23| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 芝居・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東京公演の感想というか衝撃(笑)をアップしたので
トラバさせていただきました。
(^^;
Posted by midori at 2006年08月31日 13:13
midoriさん、TBありがとうございます。もうホント素晴らしい舞台でしたよね。
デスデモーナが殺害される辺りから、涙がぼろぼろと…。
シンプルに作っているからこそ、より伝わってくるものがある、そんな舞台でした。
Posted by 花梨 at 2006年09月01日 00:10
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「オセロー」〜りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ第四弾〜
Excerpt: 舞台を観ていて、自分でも抑えきれない感情の起伏に呑み込まれる時があります。 このシリーズは、私にとって、もしかしたらそういう舞台なのかもしれません。
Weblog: 好きなことは止められない♪
Tracked: 2006-08-31 12:04
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