2006年02月15日

『桜飛沫』ちょっとだけ追記

「見えない」ことで終始してしまった感想。前回の感想はこちら。
(後ろとか、安い席で見切れてしまうなら諦めもつきますが、5列目以内で役者の顔がまるで見えないのはひどすぎ。)ちょっとだけ追記します。

第一部「蟒蛇如」、第二部「桜飛沫」とも、決しておもしろくない訳では無いのだけど、全体的にぬる〜い出来。閉鎖された空間、行き場の無い人たち、それらのやりきれなさ、不気味さがいまひとつ迫って来ない。ちょっと期待しすぎだかなぁ…。
役者はみな良いので、役者とパワーと演出でカバーも可能だと思うが、演出もいまひとつ。
「見えない」ストレスとともに、消化不良な観劇となってしまった。決して致命的に悪い訳ではないだけに歯がゆい。

新感線ファンとしては、久しぶりに出ずっぱりの橋本じゅんさんが見られたのが、ポイント高し。あと通路際前列なので、川原さんがすぐ横に立ってくれたのがラッキー♪
猫背さん、峯村さんなど、女優さんが充実していたのも嬉しかった。

感心したのが水野美紀さん、ちゃんと体を殺していた。かなり背も高く、ガタイも良い方なのに、相手役のじゅんさんの側に寄る時は、背を低くしている。
歌舞伎では女形さんが当たり前にこなすのだが、最近女優さんもみな体格良くなっているのだから、これはぜひ身に付けて頂きたい。かかしみたいな女優さんを高いチケット代払って見たくないです。

あとセットが良かった。特に第二部「桜飛沫」は、桜の木と背景の照明の色の変化が、実に綺麗でした。(二部は山本亨さんと峯村リエさんが、ほとんど座っての芝居だったので、表情がまるで見えず、ついつい背景に目が行ってしまった。)

そういえば過去を捨てて生きようとした徳市は、何故佐久間を殺すために追っていくことにしたのだろう。そこが弱くて納得いかなかったな。
一部のキーワードの蛇も、どうにも中途半端。
あと佐久間がダメ人間になった理由も、何故宿場から出られないのかも、結局よく判らないままだ。
何となくどっちつかずで、ぬるいまま終わった印象。もっと煮詰めて欲しかった。

全然芝居とは関係無いが、桜の花弁は普通に四角かった。ちゃんと桃の花弁の形になってたスーパー歌舞伎は、やはりお金かかっているのだな〜。
posted by 花梨 at 23:50| Comment(4) | TrackBack(1) | 芝居・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も、G列下手でしたがひっじょーに見えずらい、というか見るために努力を要する席で、かなり首と肩が凝りました・・・(^-^;
弾けるじゅんさんをかなり堪能させていただいたのが嬉しかったです♪
Posted by yopiko at 2006年02月22日 00:51
yopikoさん、こんばんは。
私はD席上手でした。ほんっと前方ほど見ずらいって、ちょっと間違っていますよね。じゅんさんは割りと良く見えたので、それだけが救いです。
Posted by 花梨 at 2006年02月24日 00:02
こんにちは!はじめまして!
トラックバックさせてくださいね。
そーいえば、よく分からない謎だらけですね。
「体を殺す」とか全然気がつかなかったです。
そうゆうことも大切なんですね〜

Posted by とけい at 2006年03月06日 14:09
とけいさん、はじめまして。訪問ありがとうございます。
「体を殺す」はまぁ普段歌舞伎を見ているからかもしれませんが、時代もので女優さんの方が背が高くて、ガタイが良かったら、見ていて美しくありませんからねぇ…。
「桜飛沫」はどうも消化不良です。
Posted by 花梨 at 2006年03月07日 00:24
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桜飛沫
Excerpt: 桜飛沫見ました。 初阿佐ヶ谷スパイダース 。。。びッッみょー。。。 ? なーんかちゅーとはんぱだったな?? タイトル、キャストなどの映像に入るまでの導入部も、 ぜー..
Weblog: Oリングテスト
Tracked: 2006-03-06 14:09
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