2006年01月29日

Jekyll & Hyde

Jekyll & Hyde BW版

シアターテレビジョンで放映されたBW版「Jekyll & Hyde」をようやく見た。同じストーリー、同じ曲でここまで違う芝居になるんだな〜。
主演はデビッド・ハッセルホフ。日本でも「ナイトライダー」でお馴染みの方。この作品がブロードウェイ初舞台。何代目かのジキル役で、クローズまで演じたらしいです。

ネットを巡ったところ、この映像は多分クローズ直前の(クローズは2001年1月7日)2000年12月末くらいに収録されたものらしいです。(この辺りは不確か。)

BW版の「Jekyll & Hyde」を見て、このミュージカルの曲の素晴らしさを再認識。
とはいえ自分は日本版の解釈の方が好きだなぁ…。まぁBW版を見ていた人は、日本版は完全に別のコンセブトの芝居になっているので、かなり違和感を感じたでしょう。

ところでBW版の演出は最初に上演された時から同じないのでしょうか?カメラワークが悪いせいもあると思いますが、余り感心しなかったです。

事前にBW版→日本版と観劇した方の感想等をネットで読んで、BWはかなり派手なエンターティイメントという文章を読んだ気がするのだが、私の勘違いだったのだろうか?
私のイメージするエンターティメントが「劇団☆新感線」だから悪いのだろうか?別に演出は派手でも無いと思う。
BW版の美術、私は余り好きではなかった。美術・衣装については日本版も決して良いとは思わないが(鹿賀さんのハイドの衣装は大好きだが)、BW版の映像は全体を映してくれないというのを差し引いても、どうもしっくり来ない「絵」であった。
日本版は照明の陰影が綺麗で効果的だったのだが、これは映像のせいだが、照明の効果もほとんど判らず。

BW版の舞台は、通常の舞台の上に、一段高い舞台があり、その高い舞台のの脇や正面の下の部分にも人が立つ。この使い方が効果をあげているのかどうか、映像からは読み取れない。舞台の人数が少ないときは良いが、多くなるとどうもダメ。
全体的にアンサンブルの配置や動きが悪いと感じた。特に二幕あたまの大作ナンバー、「Murder, Murder」。10分近いナンバーの中で場面も状況もどんどん変わっていく。人もどんどん死んでいく。ジキルもハイドも出てくる。ここの場面の繋ぎがいまひとつ。
しかもあの傘踊りはなに?全体的にダンスの振付がダサい。傘持ってアンサンブルの皆さんが踊りだした途端、神宮球場かと思った…。(でもBW版の薬の場面は好き。ジキルが部屋から出られないことをハッキリ現しているのは、判りやすい。)

色々書きましたが、全体的には凄く楽しく見ました。私、つまんない舞台の映像は、絶対最後まで見られない人間なので。これはもう一気に見ましたもの。
(ああ、会社のコから借りた某舞台の映像、ちょっと見始めては止めて、の繰り返しだ。くー、やはりこの劇団は合わない。)

BW版はハイドをモンスターとして描いてる。日本版はジキルの一部。この解釈の違いはおもしろい。
それと対比してハイドに殺される司教や公爵夫人は、日本版は「判りやすい俗物」。
あとジョンのキャラが違ってた!BWは年上の理解者という印象。
エマの女優さんが芯の強さを現してて素敵だった。ルーシーの役作りは、日本版の方が好みだけど。
些細なことだが、ジキル→ハイドに変わる時の髪の下ろし方、日本版はお客に判らないように小細工をしていたが、BW版は自分で髪を下ろしてた!日本人は小細工が得意だと、妙なところに感心。(さすが歌舞伎の国。ジョンが後見になって髪をといてたりするし。)

最大の驚きはラスト!ジョンが構えた剣に自分から飛び込むジキル!この演出を踏まえた日本版だとすると、あながち私の解釈は間違った方向では無かったのかも?ダイレクトではなく、観客に想像の余地を持たせているのも、日本人の気質なのか?

3月の韓国版が激しく見たくなってきたが、金と時間が果たして捻出出来るのだろうか?

posted by 花梨 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居・ミュージカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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