2005年12月25日

クリスマスといえば『34丁目の奇跡』

昨夜は簡易レポだけでしたが、クリスマスにはこの一本!『34丁目の奇跡』を観劇してきました。
プレビュー初日より久しぶりの観劇。すっごく内容充実で、メチャメチャ良くなってるじゃないですか!この日はリピーター率多し?皆さんノリノリで手拍子が飛び出す!それが自然発生的で、気が付くと自分も楽しく手拍子しちゃう感じ?舞台も客席も抜群に良い雰囲気でした。
宝田さんのご挨拶で、この映画が作られたのが昭和22年(だったかな?)と知りました。その時代に作られた、暖かくて素敵なストーリーです。
それにして日本人が演じると、かなりダサダサになりかねない題材にも関わらず、凄く素敵なミュージカルになり、好評で再演もされたというのは凄い!

素敵な舞台の様子はこちら。
「34丁目の奇跡 オフィシャルブログ」
「34丁目の奇跡 アートスフィアHPより」


主役3人も良いし、子役さんも可愛いし、アンサンブルの方々も良いし、衣装をはじめスタッフも良いし、とっても素敵な時間が過ごせました。

何と言っても一番に挙げたいのは、アンサンブルの皆さんの大健闘でしょう。『ジキル&ハイド』のように「凄いレベル高い!」というのでは無いのですが、皆さんのチームワークが良くて、このお芝居を皆で盛りあげて作ろう!という意気込みをひしひしと感じました。まずそのことに感動。
特に好きなのが、三人娘、佐藤夕美子さん、一倉千夏さん、作間草さん。デパガ三人の場面とか、凄く息が合ってておかしいったらない!サンタさんのクリングルとスージーの会話場面、「可愛いわね〜」のあと、スージーの素っ気ない態度にすかさず「可愛くない」の声。さり気ない一言に笑った〜。
佐山さんのメイシー社長もさすが良いお声♪裁判場面の「サンタークロースはここにいる」もノリノリで、客席もノリノリでした。判事さんもおかしい〜。シェルハマーさんも、マーラ地方検事もみな良い味出してる。
ミュージカルにチームプレイ賞があるならば、今回のカンパニーにぜひ進呈したいです。

主役トリオはもう言うことなし!
この芝居、肝心のサンタクロース、クリス・クリングルがチャーミングでないと絶対成り立たないのだけど、宝田明さんは、この人はサンタかも?とちゃんと思わせてくれます。先日1994年のリメイク版の映画をTVで放映したので見ましたが、本場アメリカのクリス・クリングルに匹敵するくらい素敵です。

愛華みれさんのドリス。映画版より意固地で男性嫌いを全面に出しているのだけど、全然それが嫌味じゃなくて可愛い。フレッドの別所さんと並ぶと、とても日本のミュージカルとは思えません。衣装がいちいち可愛くて、それがまた凄く似合ってます。

そして大好きなフレッド役の別所哲也さん!ちょっとこの日はアドリブが過剰かな?というのが気になったけど、まぁクリスマスバージョンということで…。
別所さんの芸質でいつも感心するのが、こういう嫌味の無い役がすっきりハマってしまうこと。例えばスージーが「パパになって」せがむのも、こんなお兄さんがお隣さんだったら、絶対そう思うよと無理なく納得させられてしまう。前半はスージーと二人の場面がみな素敵で、私はスージーになりたかった。(笑・ドリスじゃないのがミソ。レミゼ見てても、リトルコゼットになってぐるぐるされたいです。)
スージーがフレッドのソフト坊を被っている場面があるのだけど、それを脱がせた時、スージーの髪が乱れちゃったのを、さり気なく直すフレッドが、私的には一番ツボでした。

今回泣いてしまったのが、二幕、全てを諦めて病院にいるクリス・クリングルに、スージーが会いに来る場面。スージー役の橋本愛奈ちゃん、本当によかったです。

スペシャルカーテンコールでは、ダブルキャストの子役も皆さん勢ぞろいで、ひとりひとり挨拶。
まず宝田さんのご挨拶。ちょっとうろ覚えだけど、「今、カーテンコールを迎えている劇場はたくさんありますが、クリスマス・イブのこの日にこの舞台を選んで見に来てくれてありがとうございます。」の言葉が感動的ですでにお客さんもうるうる。裏方のスタッフさん、劇場の方々を労う言葉。バンドメンバーを労う言葉(何と4人で全て演奏!)。いずれも素敵でした。
泣いちゃった佐藤さん、この日が楽の愛奈ちゃんたち、アドリブが多くて楽しかったとのロビンちゃんの言葉に、苦笑して後ろ向いちゃうベッシーなどなど。最後は全員で「きよしこの夜」の合唱。
泣いちゃって恥ずかしい〜と思ってたら、両隣も方もハンカチで目頭押さえてたし、後ろのマダムも終演後「涙出たわ〜。」と。いや〜こんな暖かくて、感動的なカテーンコールも滅多に無いですよ。

昨日も書きましたが、この日に、このミュージカルを見に行って、本当によかったです。

最後に衣装がどれも凄く素敵でした。冬のお話だからコートが多いのですが、自分で着たくなるくらい素敵なコート揃い。特にドリスの一幕でフレッドと喧嘩する場面の、白と淡い水色のチェックのコートと帽子がお気に入りです。
バンドメンバーのクリスマスカラーのチェックのベストも気が利いてました。

posted by 花梨 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(1) | 芝居・ミュージカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
またまたおじゃまします。花梨さんの感想を読んだら感動が蘇ってまた涙出ちゃいましたよ〜。

舞台&客席の雰囲気、本当に暖かくて素敵でしたよね〜。主役3人のスバラシさはモチロンのこと、デパガ3人娘にはワタシも目が離せませんでした!衣装や髪型もスゴクかわいい。シェルハマーさんもよい味でしたし、メイシー社長の歌声にもウットリ。そうそう、子役もよかった。1幕最後とクリスとの病院でのシーンにはガッツリ泣かされました。

普通の日の公演も何回か観ましたが、この日の別所さんのアドリブは明らかにイブ仕様、3割り増しでしたね(笑)。裁判の場面で着ていた緑系のジャケットがとても似合っていてウットリ。(あ、白のタキシード姿は、初見で前から3列目で見たときは、思わず目をそらしてしまいました(笑)。本人も恥ずかしいでしょうが見てるこっちも恥ずかしい)

あーほんとうにチャーミングな舞台だった。来年もあるといいですね〜。
Posted by うり子 at 2005年12月27日 18:50
うり子さん、こんばんは。

そうそう!私も一幕最後のスージーがドリスに対して言う「あなたが嫌な大人の女だから!」は泣けました。
先日映画版も見ましたが、舞台版の方が母と娘の複雑な関係が良く描かれている感じです。

別所さん、この日はアドリブ3割増だったのですね。「たれ目」は爆笑しました。
裁判の場面で旗が棒に絡まってしまったのを、別所さんがさり気なく直していましたが、こういうさり気無い気遣いが出来るのが、別所さんの素敵な所♪と思っています。

白タキシードは初見の時はもうどうしようと思いましたが、今回は「待ってました!」と拍手〜。
トレンチ・軍服・ジャケット・タキシードと、別所ファンを萌え殺してくれた舞台でした。
Posted by 花梨 at 2005年12月28日 01:21
花梨さん、私のミクシィ足あと600人目になられました!お年賀メッセージもありがとうございますm(_ _)m
なぜこの『34丁目の奇跡』の記事にコメントをしたかというと、2年連続観たいなあと思いながらも手が回らなかった舞台なのです。別所さんもいいのですが、私は実は宝田明さんが大好きなんです。ミュージカル座の『ルルドの奇跡』もそれで観に行ったようなもんです。
ようし、次の公演では絶対クリスマスイブをねらって行くことにしま〜す。
宝田さんつながりであとで『ルルドの奇跡』もTBさせていただきますね。
2006年もよろしくお願いします(^O^)/
Posted by ぴかちゅう at 2006年01月01日 23:30
あけましておめでとうございます。新年早々訪問ありがとうございました。

『ルルドの奇跡』の記事読みました。ちょっと興味が沸いてきました。
『34丁目の奇跡』は張り切って「見るぞ!」という感じの芝居では無いのですが、劇空間のその場にいることに、とても幸せを感じられるミュージカルでした。
Posted by 花梨 at 2006年01月03日 14:38
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Weblog: ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記
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