2006年10月01日

『オレステス』 その1 Bunkamuraシアターコクーン

9月最後の観劇は『オレステス』。ちょっと風邪っぽくて、感想upが遅れてしまいました。

演出:蜷川幸雄  作:エウリピデス 翻訳:山形治江
オレステス:藤原竜也 エレクトラ:中嶋朋子 ピュラディス:北村有起哉 ヘレネ:香寿たつき  
メネラオス:吉田鋼太郎 アポロン:寺泉憲 テュンダレオス:瑳川哲朗


自分はかなり興味深く観劇出来たのですが、大雑把にでもストーリーを知っていた方が楽しめるかもしれません。でもオレステスの話も色々あるんですね〜。
家にあったパンフレットをひっくりかえしたら、こんな芝居を昔見てました。

『悲劇 アトレウス家の崩壊』 1983.12 原作:アイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス 構成・演出・音楽構成:鈴木忠志
エレクトラ:鳳蘭/ カサンドラ:順みつき/ オレステス:永島敏行/ クリュタイメストラ:白石加代子


古代ギリシャの三大悲劇詩人の作品を再構成たそうです。
エレクトラとクリュタイメストラの印象が強く残ってます。
今回の芝居を観ていて、途中不思議だったのは、私の薄い知識でも、確かクリュタイムネストラにも夫殺し決意させるだけの理由があった筈?という思いでしたが、帰宅して昔読んだギリシャ神話の本などをひっくり返したり、ネットで検索してみました。
蜷川さんのファンの方は『グリークス』を観てるから、結構知識があるのかな?(自分は未見)

クリュタイムネストラには相思相愛の夫タンタロスがいたのだがクリュタイムネストラの美貌に引かれた従兄のアガメムノンによって夫は敵中に置き去りにされて戦死させられたのだった。
一説によればクリュタイムネストラが最も愛した長女イピゲネイアは前夫の娘であるとも言う。(Wikipediaより)


ギリシャ悲劇は上演される機会も多いから、アトレウス家の複雑なスートリー等、よく知っている方も多いでしょう。私はうっすらとしか覚えてなかったので、この機会に本を読み返したりしました。
長女イピゲネイアの話や、愛人のアイギストスにもアガメムノン殺害させる理由があるのですが、ちょっと複雑なので省きます。
父親の死後、母親に姉・エレクトラが虐げられるとか、その辺りはすっぱりこの戯曲は無し。そこがまた興味深い点。(各作家の解釈の違いも、研究対象らしいです。)
翻訳の山形治江さんの講座があったらしいですが、事前に聞いてたらおもしろかったろうな〜。

パンフを読みましたら、山形さんがオレステスとピュラディスは同性愛関係ですとお稽古初日に言ったとかで爆笑。
私も北村くんのピュラディスが出てきた時に、やけにオレステスとの友情が厚すぎてホモくさい二人だと思ったのでした。あとオレステスとエレクトラも単なる姉妹より、ちょっと近親相姦?な関係を思わすほど愛情が強い。そしてエレクトラとピュラディスは婚約関係。複雑な三人の関係です。
この辺りの関係性は芝居を見ているだけでもきちんと伝わってきました。

その2に続く。


posted by 花梨 at 22:03| 東京 ☔| Comment(6) | TrackBack(6) | 芝居・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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