2006年09月28日

魔界転生 三度目の観劇

どこかどう変わったわけでは無いのですが(細かい変更点はありましたが)、今までの観劇のときと違い格段におもしろかったです。
席が前だった為でしょうか?役者さんたちの気迫が凄くて、ダイナミックさに欠ける演出も余り気になりませんでした。
七人衆は益々元気で愛しいし、升さんは格好良いし、千葉さんも迫力あったし、馬渕さんも良かったし、ラストの十兵衛には心揺さぶられたし、かなり満足です。

ただ全体的には、原作に沿おうとするあまり、演劇としてのおもしろさに欠けた点はどうしても払拭出来なかったなぁ。
(原作に沿った納涼版の八犬伝よりも、アレンジしているおもだか版八犬伝の方が、荒唐無稽でおもしろかったことのに近い感想。)

この日最大の疑問・橋之助さん、何故ひげ?(前回は無かったよ?)

冒頭の転生シーン、初見から実は違和感。舞台で表現するのはこれが限界なのかなぁ。復活のインパクトが足りない。
それを補ったのが「水吹き」。(初日は無かった)でも山本亨さん、派手に吹きすぎて、最前列のお客さんにかかってた。成宮くんは上手く飛ばなかった。
あと三幕、瀕死の四郎の口の中を赤くしていたのも、初日近辺は無かったと思う。この辺りの細かい工夫が、効果的で良かったです。(演出の指示か、役者さんのアイデアか知りたい所です。)

七人衆、初見では誰が誰だか追うのが精一杯でしたが、改めて見るとキャラクター・役割がハッキリしています。転球さんの逸見、登場場面から弥太郎ととっても仲良し。弥太郎くんの子役は、どうも私が見た三回とも同じだったみたい。凄く上手くて可愛かった。
原作でもバタバタ死んでいく彼らですが、舞台でもあっけなくお亡くなりに…。最後の十兵衛の七人衆への呼びかけを生かすためにも、もう少しインパクトのある死に方をしてほしかったけど、ホント七人衆は良かったです。

演出面はどうしても不満が残る…。規模の小さいスーパー歌舞伎という感じ。黒幕を降ろし、その前で芝居する所とか。派手な演出にしても新感線の二番煎じになるから、とういうのは判るけど、うーん…。
山田風太郎好きな中島・いのうえコンビだったら、どういう組み立ての芝居にしたのか、やはりその思いは最後まで残ってしまった。
でも楽しかったですよ。




posted by 花梨 at 22:12| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(2) | 芝居・一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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