2006年08月24日

八月納涼歌舞伎 第三部 「南総里見八犬伝」

「八犬伝」好きなんですよー。そんなにメチャ詳しい訳ではないけど、やはり好き。原点は小さい頃見た人形劇?
前述だけど一番好きなのは犬阪毛野。次が犬川荘助。(小さい頃はやはり信乃とか現八が好きだった。)
「南総里見八犬伝」について、詳しく知りたい方は、何といってもココ!「白龍亭」(リンクフリーです)さん。
(正月のTBS版「八犬伝」への違和感も、スッキリと解説してくれています。)

舞台化されると毛野の活躍は後半だし、荘助も派手な見せ場が無いから、出番は大抵短いのだが、その辺りは諦めてます。
なので、今回の納涼での上演では、毛野がちゃんと女田楽だったり、「あさけの」と呼ばれたり、荘助が捕らえられてしまう話があったりというのは、実はかなり嬉しかった!
(澤瀉版でも歌舞伎座上演版にだけあった、信乃・浜路・荘助の3ショットに狂喜したものな〜。)

とはいえ原作に忠実に、まとまりのある筋立てだった分、ダイナミックさに欠け、案外八犬士それぞれの印象が薄かった気が。
浜路が実は道節の妹だったなんてエピソード、省いても支障無いのになぁ、と思いながら見ていました。
あと前半の話の中心になるべく、信乃の活躍が全然無いのも拍子抜け。見せ場が芳流閣だけというのも…。

澤瀉版で感心したのは、信乃を女姿で登場させた所(原作の上手いアレンジ)。男姿になる所がいかにも歌舞伎っぽく、ここで「孝」の玉もバーンと出し、さすがの演出でした。
毛野もですが、実写にしたら「女装する男」ってやはり難しいし(おかけで毛野はいつも女優さん…ぶーぶー。)、女→男は歌舞伎ならではでしょう!

村雨のエピソードや網乾左母二郎、小文吾との出会いの辺りは原作をコンパクトにまとめていて感心。
でもその前に信乃が「これぞ八犬士」というエピソードが無いのが、どうしても八犬士の印象を薄めてしまうんだなぁ…。
逆に現八の頬の痣は、ビジュアルとしてとてもインパクトがあって、格好良かった!

とはいえ澤瀉版もやたら化け猫が活躍したり(敵の強さを表すには良いか?それに大角の印象ってこのエピソード以外余り無い気が。)、原作だと実直そのものの小文吾が、敵に取り込まれていたり、道節は葛篭背負って宙乗りしたりと、無茶苦茶な展開だったり、とんでもなく荒唐無稽なのだけど、それが不思議とまとまっておもしろいのは、猿之助さんの手法ならではでしょうね。
サービス精神旺盛な見せ場の連続、そこが苦手という人もいるのだろうけど、私は「八犬伝」は派手にやってくれる方が好みかな。

とはいえ納涼の「八犬伝」も、配役もキャラクターに合っていたし、良かったですよ!

全然納涼の感想になってないな。ああ、そのうち毛野編とか、歌舞伎でやらないかな〜。
澤瀉版でも実は一番みたいのは、大昔猿之助さんと孝夫さんが何役も演じたバージョンだったりします。



posted by 花梨 at 00:38| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(3) | 芝居・古典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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