本日突如ゲキ×シネ『SHIROH』を再観劇した友人からのメール。転載の許可は貰ってます。『SHIROH』にはまっている人は、皆同じ気持ちだと思うぞ!
上川隆也さんの四郎について追記。
私が彼の芝居であと感心したのは、「作り物の中のリアリテイ」をしっかりと感じたこと。上川さんの四郎は、神々しさを感じたし、「神よ…」と呼びかける言葉に、とても真摯な響きを感じました。
この辺は別所さんのバルジャンで私が一番ハマった所と共通。別所さんの神への呼びかけの言葉にも、同じことを思った。
上川さんの四郎の初登場場面は、後ろから強い光をあててるのだけど(正和さま登場みたいに)、コレ、暗に『天の御子』を示しているのかな…。その後すぐ「私は天の御子ではない!」の場面だけに余計に…。
悩める主人公というのも新感線としては画期的。悩む前に戦っちゃうからな、新感線ヒーローは。
私が引っかかっているポイントは「さんちゃご、四郎さま」。リオも寿庵も同じ言葉を唱えるのだけど、「さんちゃご」という言葉にこめられた、意図が知りたい。
それにしても新感線の芝居は音楽の入り方が格好良いな〜。過去のなんちゃってミュージカル系が、実は苦手だったのだけど、他の芝居等で台詞のあとにばーんと音楽が入ったりとか、非常に格好良い。
『SHIROH』は場面の曲の繋ぎ方が好き。一幕の「なぜに奪われし光」の入り方とか、「さんじゅあんの闇市(リプライズ)」の終わり方とか。牢獄の場面の入り方も格好良かったな。